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腎臓病と全身病
腎臓は血液を濾過して、必要な成分を再吸収し、不必要な成分を尿として排泄する器官です。腎臓の内部は、濾過を担当する「糸球体」と再吸収の「尿細管」に分かれます。
糸球体は毛細血管が糸の玉のように丸まった構造をしていて、血液のフィルターの役目を担っています。糸球体の直径は150μmと小さく、一個の腎臓に約100万個あります。
腎臓病の原因は大きく分けて3つあります。一つは、「糖尿病」です。血液の高濃度の糖分が糸球体の構造を破壊し、糖尿病性腎症を引き起こします。二つめは、「腎硬化症」です。高血圧や高コレステロール血症などの脂質異常症により、腎臓の血管に障害が起こる動脈硬化症の一種です。三つめは「糸球体腎炎」です。血液中の免疫グロブリンIgAが糸球体に付着して炎症がおこる「IgA腎症」がその代表です。

これらの腎臓病は慢性の経過をとり、「慢性腎臓病(CKD)」と呼ばれています。ほとんど自覚症状はありません。早期発見・早期治療で完治が期待できる病気ですので、健康診断を受けることが大切です。

腎臓病が進行してしまうと腎不全となり、透析や腎移植が必要な状態になります。腎不全の患者数は年々増加していて、その原因として多いのが上記のような「糖尿病性腎症」「慢性糸球体腎炎」「腎硬化症」です。

繰り返しますが、腎臓病やその原因となる全身性疾患(糖尿病・高血圧・脂質異常症)は自覚症状がほとんどありません。早期発見・早期治療のため健康診断を受けることが重要です。

この内容はTeny医療の広場で放送されました。
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